2010年10月03日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

アカミミガメが紀の川市でも大量発生

ミシシッピアカミミガメ

池を泳ぐアカミミガメ

全国的に大繁殖して問題になっているアメリカ原産の外来種 「ミシシッピアカミミガメ」 が紀の川市東大井の小池でも大量に発生し、 生態系への影響が心配されている。 現在池には、 大きいもので30センチほどまで成長したアカミミガメが群れで数十匹浮かんでおり異様な光景。 両目の上に赤い模様があるため一目で分かる。 同池には、 日本原産のカメも生息。 繁殖力が強いアカミミガメに住みかを奪われないかも心配されている。

海南市船尾の県立自然博物館によると、 アカミミガメは春から夏にかけて産卵し、 1度に20~30匹ほど繁殖。 日本のカメよりも、 産卵期が一カ月ほど早く 「池の餌を先に食べてしまい、 日本の子ガメには餌が残らないことがある」 という。

アカミミガメは外来生物法で国から要注意外来生物に指定されているが、 子ガメ (ミドリガメ) が屋台などで大量に販売され、 駆除などに手をこまねいている状態。 池付近の住民の話によると、 4年ほど前から増えだしたという。 同池は20年ほど前には、 地域のコイ釣り大会が開かれるほどの池。 今ではカメのほか、 ブラックバスや、 ブルーギルなど外来種の生物が多数生息しているという。 同館職員は 「飼えなくなって逃がしたか、 大雨で増水した際にどこかから渡ってきたのではないか」 と話している。





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