粉河中移転実施は正当、紀の川市幹部ら意見陳述

紀の川市の粉河中学校移転問題で9月9日に住民監査請求を受けた市は4日、市役所で監査委員らに意見陳述をし、移転実施への正当性を訴えた。

市の関係職員は、教育部幹部ら3人が出席。移転計画が持ち上がってから現在までの経緯を1移転計画は、PTAや学校長から駅南への移転新築の陳情を受けて実施している2アンケートでは保護者の半数以上が賛成3平成20年12月に代表区長会から「反対する理由がない」と賛同を得ている4監査請求に係る移転用地取得に関しても計画段階から議会議決を得るなど正当な行政手続きで執行している5高校入試を控えた生徒がプレハブ校舎での学習を避けられるなどと監査委員らに主張した。

今後監査委員らは、先月30日に受けた請求人からの意見陳述も参考にし、全員合意の下、監査結果を決定する。

結果の公表は、請求の受け付け日から60日以内に、市のホームページや掲示板、広報で発表される予定だという。