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県テニス協会が主催する第64回県テニス選手権大会シングルス本戦トーナメントの準決勝、決勝が24日、和歌山市毛見の紀三井寺公園庭球場で行われ、男子決勝は向陽高校の東裕介が三年坂ヒルズの小島明史をセットカウント2―0で下し、初出場Vの快挙を成し遂げた。女子はWATSの岡﨑惠美が、白馬クラブの圦本茉暉に1ゲームも与えずセットカウント2―0で圧勝した。
気合のテニスを披露した東(決勝)
粘りのラリーを展開した岡﨑(決勝)
男子決勝は、予選リーグから勝ち上がった東と本戦第2シードの小島が激突した。普段以上に気合が入っていたという東は、得意とするサーブで得点を次々と重ね第1セットを6―2で先取。第2セットもサーブがさえ渡った東は、小島の多彩な攻めにも対応。自分のペースを守り抜き7―5で連取、ノーシードからの優勝を勝ち取った。
女子決勝は第2シードの岡﨑と第4シードの圦本が顔を合わせた。第1セット、岡﨑のバックが炸裂。ラリーでも粘りを見せ、6―0のストレートで先取した。第2セットも岡﨑の勢いは加速。サーブもきわどいコースに決め、込本の反撃を許さず6―0で力の差を見せつけた。
東は「1本ずつ集中できた。ミスをしても気持ちを折ることなくプレーできた。優勝できてうれしい」と笑顔で答えた。岡﨑は「ミスをしても修正できたのがよかった。相手のミスにも助けられた。県外の大会にもつなげられたらいい」と話した。成績は次の通り。
【男子】◇1回戦=菊本一輝(WATS)2―0上野亮太(同)▽今諒哉(同)2―0楠部佑真(和歌山インドアテニスクラブ)▽東裕介2―1足立照剛(Newtonジム)▽辻垣内亨夫(TEAM SASUKE)2―0磯野武志(グリーンTC)▽干潟公哉(ナイトリバーズ)2―1三宅信一郎(Letテニスプラザ西浜)▽山岸大悟(同)2―0永澤敦志(BASARA CLUB)▽貴志隼己(WATS)2―1阪中潤(グリーンTC)▽小島明史2―1岡本崇嗣(千歳園)◇2回戦=今諒哉2―0菊本一輝▽東裕介2―0辻垣内亨夫▽山岸大悟2―0干潟公哉▽小島明史2―0貴志隼己◇準決勝=東裕介○―×(棄権)今諒哉▽小島明史2―0山岸大悟
【女子】◇1回戦=中井佳代子(グリーンTC)2―0吾妻記久子(クラブO)▽圦本茉暉2―1大谷茉莉子(グリーンTC)▽圦本真里奈(海南高校)2―0楠部朋香(WATS)▽岡﨑惠美2―0土井春菜(和商高)◇準決勝=圦本茉暉2―0中井佳代子▽岡﨑惠美2―0圦本真里奈
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