2010年12月22日

03.スポーツ

和工ラグビー部、21年ぶり初戦突破に意欲

県代表の和歌山工業高校

相手からボールを守るFW陣

東大阪市の近鉄花園ラグビー場で27日に開幕する第90回全国高校ラグビーフットボール大会に出場する、 県代表の和歌山工業高校が21年ぶりの初戦突破に向けて最後の調整に励んでいる。 ことしのチームのスローガンは 「苦徹成珠」。 県大会を圧倒的な強さで勝ち抜いた同校フィフティーンの活躍に県民の期待が膨らんでいる。

初戦の相手は全国でも有名な宮城県代表の仙台育英高校。 モールを使った攻撃を中心に、 大舞台での経験も豊富な強豪として知られている。

和工の練習は、 仙台育英FW陣の攻撃に対応する練習に重点を置いて行われている。 レギュラーと補欠メンバーに分かれ、 ゲーム形式で、 攻めに入った時の守備のバランスや、 数的に不利な状況での守備対応を実施。 指揮官の山下弘晃監督からも熱心な指示が飛び交い、 グラウンドは活気で溢れている。 また、 ポジション別にスクラムなどの練習にも取り組み、 「県大会時より強くなった」 と山下監督も認めるタックルの練習で闘志をむき出しにしている。

山下監督は 「点を取れるバックスはいる。 どこまでしっかりしたディフェンスをできるかが勝敗を分ける」 とし、 濱口博行コーチは 「仙台育英に勝てたらかっこいい。 21年ぶりの初戦突破を目指して頑張るしかない」 と意気込んでいる。 梅本恵門主将は 「残り少ない時間でDFの立て直しを図りたい。 絶対初戦突破してみせる」 と意欲をみせ、 中村拓真副主将は 「万全の状態で、 出発する時から気持ちを入れて勝ちにいきたい」と話している。
開会式は27日の午前10時半。 和工の初戦は28日 (大会2日目)、 午前11時15分試合開始。





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