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描いた大絵馬の前で生徒たち |
紀美野町動木の県立海南高校大成校舎(宮井利治校長)の生徒たちが、ことしも地元の野上八幡宮(薮洋平宮司)に来年のえと、卯(う)の大絵馬を奉納した。
美術部と書道部有志による合作。絵馬奉納は平成11年の卯から毎年続けており、ことしで13回目。生徒たちは11月半ばから毎日放課後に残って作業を続けてきた。大きさは横約2・7メートル、縦約1・8メートル。昨年の寅(とら)は迫力たっぷりのトラの親子だったが、ことしは2匹の白ウサギを描き、優しいタッチの作品に仕上がった。また、色鮮やかな作品にしようと、桜(春)、アヤメ・ホタル(夏)、モミジ(秋)、ボタン・雪(冬)を背景として四季を描いたほか、上昇志向の年にしようと、ウサギが前と上を向いている。文字は書道部が手伝った。3年生の筈谷直貴部長(18)は「学年最後のクラブ行事になり、寂しいけど、完成して良かったなと思う。たくさんの人に見てもらいたいです」。美術部顧問の鈴木正史教諭(28)は「みんなで一つの作品を作り上げる達成感を学んでもらうことができたと思う」と満足そうに話していた。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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