2011年01月10日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

木工技術の全国大会に長谷毛原中の向井中君初出場

全国大会に向けて練習に励む向井中君

全国大会に向けて練習に励む向井中君

紀美野町毛原宮の町立長谷毛原中学校 (大西孝亮校長、 生徒9人) 3年生、 向井中伶君 (15) が22、 23の両日、 東京で開かれる木工技術の全国大会 「第11回全国中学生創造ものづくり教育フェア めざせ!! 『木工の技』 チャンピオン」 に初出場する。 向井中君は 「本番でベストを尽くせるように今も猛練習で頑張ってます」 と張り切っている。

中学生が技術・家庭科の授業で学んできた物作りの技術を発揮する場。 近畿、 東北など各ブロック大会で選抜された計16人が出場する。 ルールは、 長さ90センチ、 幅20センチのヒノキの板を使い、 4時間以内に生活用品などを整理収納できる製品を製作すること。 角材などの使用も認められる。 審査ではデザイン性や機能性、 技術面などが評価される。

向井中君は木工が大好きといい、 大会では電話台を作る予定。 いつも祖母が電話する時に座って話しているのを見て 「台があれば便利だろう。 おばあちゃんに作ってあげたい」 と思った。 現在は会場でスムーズに作れるよう、 ノコギリで木を切り、 差し金 (かね尺) で長さを測り、 かんなで削るなど、 本番さながらの練習を重ねている。 地元の大工にも教わり夜まで練習することも。 作品は足の部分に角材を使用し、 高さ71・5センチ、 幅45センチの大きさに仕上げることにしており、 できるだけくぎを使わずきれいに仕上げようと、 ほぞ穴を駆使して温かい作品を目指す。

向井中君は 「作品作りは集中力が重要。 練習中も絶やさないように心掛けています」 と気合十分。 大西校長は 「ものづくりから想像力や計画性、 忍耐力、 達成感など多くのことが学べるはず。 頑張ってほしい」 と期待を込めている。 また、 町内には横断幕が張られ、 町ぐるみで向井中君を応援している。





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