３市１町で成人式

岩出、 紀の川、 海南、 紀美野の3市1町でも9日と10日に成人式が行われ、 新成人たちが新たな門出を迎えた。 鮮やかな晴れ着や羽織はかま、 スーツに身を包んだ新成人らは、 会場で友人と再会すると、 写真を撮るなどして楽しんでいた。 3市1町の対象者は合わせて2077人。 県内の新成人が減少する中、 3市は約40~70人ずつ増加。 一方、 紀美野町は10人減少した。
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岩出市 同市荊本の総合体育館で約450人 (対象624人) が出席。 中芝正幸市長は 「大きな義務と責任を自覚し頑張ってください」 と激励し、 新成人代表の勝谷紗弓さんは 「発展する市のため貢献できるように頑張ります」 と決意を示した。 また、 漫才師の千鳥とミサイルマン=共に吉本興業=も登場し会場を盛り上げた。 同市吉田の大学生、 磯田有希さん (19) は 「社会人としての責任を感じられた式になりました」 と話していた。

紀の川市 同市粉河の粉河ふるさとセンターで約600人(対象757人)が出席。新成人で、 式の実行委員長を務めた阪口信幸さんが 「思い出に残るように楽しみましょう」 とあいさつ。 中村愼司市長は 「未来を切り開く原動力になってください」 とそれぞれの前途に期待を込めた。 中学校の恩師からのメッセージ映像が流れると新成人らは驚きと懐かしさに歓声。 漫才師の笑い飯、 ギャロップ=吉本興業=による爆笑ステージも満喫した。

海南市 同市下津町下津の市民交流センターで約480人 (対象者587人) が出席。 神出政巳市長が 「二十歳の今が最も大切な時。 自分の信じる道を、 失敗を恐れず歩み続けてほしい」 と激励すると、 新成人の森本大介さん、妻木円香さん、中西梨乃さんの3人が「家族や地域の方々、先生、友人に感謝し、大人の自覚を持って一歩ずつ進みたい」と述べた。 恩師らのメッセージムービーも紹介され、 中学校区ごとに寄せ書きもした。

紀美野町 同町動木の中央公民館で92人 (対象者109人) が出席し、 社会人としての自覚を新たにした。 寺本光嘉町長は 「選挙権などさまざまな権利を与えられるが、 社会に対しても責任と義務を負うことになる。 自覚を持ち、 社会で活躍してほしい」 とエールを送り、 新成人代表の道浦大輝さんが 「紀美野町で育って自身の歴史に誇りを持ち、 それぞれの立場でふるさとに貢献し、 自分の可能性を開いていきたい」 と誓った。