2011年01月29日

03.スポーツ

智弁が2年連続10回目のセンバツ出場

吉報を受け、髙嶋監督を胴上げするナイン

吉報を受け、髙嶋監督を胴上げするナイン

ひと足早い春が訪れた。3月23日から阪神甲子園球場で行われる第83回選抜高校野球大会の出場32校(地区別29校、21世紀枠3校)を決める選考委員会が28日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、県からは智弁和歌山が甲子園の切符を手にした。2年連続10回目。待ちに待った吉報に、ナインは喜びを爆発させた。

4季連続の甲子園出場。今大会では、髙嶋仁監督の前人未踏の甲子園通算60勝に期待が掛かる。

大勢の報道陣が詰め掛けた校長室に、出場決定を知らせる電話が鳴ったのは午後3時半。藤田清司校長が受話器を手に取り、「謹んでお受けいたします。甲子園では感動のあるゲームをしたいと思います。本当にありがとうございました」と応えると、校長室は関係者の拍手で包まれた。

選手たちは午後2時15分ごろグラウンドに姿を現し、2時半からバッティング練習を開始。藤田校長がグラウンドの選手たちに「報告がありました。一人一人が弱点を克服して挑んでほしい。紫紺の優勝旗を持って帰ってくることを期待したい」と激励した。

その後、髙嶋監督を胴上げし、監督、ナインは満面に笑みをこぼした。

髙嶋監督は「気分的にほっとしている。ことしは総合的にバランスの取れたチームだ。甲子園では一回戦でうまく滑り出し、2つ、3つと勝ち進めていきたい」と気を引き締めていた。

中村恒星主将(17) 智弁は甲子園での完封勝ちが少ないが、ことしは投手がいい。完封目指し、優勝を狙って勝ち進んでいきたい

道端俊輔捕手(17) 自分たちの「つなぐ野球」ができたらいい。先制点を与えず守り抜きたい

青木勇人投手(17)
選抜に向けての練習に取り組んでいきたい。まずは1回戦突破。その勢いで優勝して監督を胴上げしたい

上野山奨真投手(16) ことしは勝負年。髙嶋監督に60勝をプレゼントしたい

宮川祐輝投・野手(17) やっとです。これからの練習はモチベーションも違ってくる。優勝目指します

仁坂吉伸県知事 2年連続10回目となる選抜大会出場、 本当におめでとうございます。 甲子園では、 周りで支えてくれた方々に対する 「ありがとう」 の気持ちを胸に、 日々の練習で培われた技・精神力を存分に発揮し、 ファイト溢れるはつらつプレーで智弁旋風を巻き起こしてください。
山口裕市教育長 選手の皆さんの不断の精神と努力が実り得た栄光を心からお祝い申し上げます。 甲子園で先輩たちが築いた輝かしい歴史がある 「野球王国和歌山」 の代表として、 堂々としたプレーを期待しています。 また、 支えてくださった周囲の方々への感謝を胸に、 智弁野球の強さである強力打線を武器にさらなる栄冠を目指してください。

大橋建一和歌山市長
厳しい練習により、 憧れの甲子園の切符を手にし、 喜びもひとしおのことと思います。 先輩たちが築いてきた強豪としての伝統と誇りを胸に、 優勝を目指して一生懸命にプレーをしてください。 選手の皆さんの甲子園での活躍を楽しみに、 和歌山市民の皆さんと共に盛大に応援します。





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