2011年02月07日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

根来でシダレザクラ救出作戦

取り出された竹の根

取り出された竹の根

「竹の根が衰弱の原因」 と植物専門家に昨年3月に診断されていた岩出市根来のシダレザクラの救出大作戦が今月に入り始まった。

今回は、 サクラの南側半分の竹の根を除去する作業。 作業員は手で慎重に掘り起こしていった。 約3日間の除去で根は中型2トントラック荷台がいっぱいになるほどだった。 作業員は 「竹の根がいっぱいでサクラが根を伸ばせないないでいた。 これで少しは元気になるのでは」 と話していた。

同サクラは、 樹齢200年以上を数え、 古くから地域の守り神のように親しまれている。 平成10年の台風で幹の半分が折れ、 損傷を受けていた。 今回の大作戦は 「市指定文化財根来寺しだれ桜周辺環境整備事業」 として市が行ったもの。 根の除去のほか、 古くなった周囲の柵などを作り直す。 文化財を担当している市教育委員会では 「枯れかけているが、 江戸時代から頑張って生きているサクラです。 これで少しでも元気になってくれれば」 と話している。





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