2011年02月17日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

統合に向け海南一中と二中が交流

ゲームに夢中になる生徒たち - 統合に向け海南一中と二中が交流

ゲームに夢中になる生徒たち

4月1日に「海南中学校」へと統合する海南市立第一中学校(同市船尾、中谷充志校長)と第二中学校(同市日方、福田佳史校長)の1年生86人が15日、同市日方の市民会館で宝探しゲームなどで交流した。最初は照れくさそうだったが、ゲームが盛り上がるにつれて会話も増え、交流会が終わるころには友達もたくさんできた様子。4月から始まる新しい学校生活に胸を膨らませていた。


両校から43人ずつ参加。生徒が円滑に新しい学校生活を始められるようにと企画された。これまでもクラブ活動などで交流していたが、学校単位で交流したのは初めて。「県教育センター学びの丘」の職員らが数種類のゲームを紹介した。

15種類の国旗のシールを使ったゲームでは、職員が生徒の背中にどこの国か分からないようにシールを張り、生徒たちは「しゃべってはいけない」というルールで同じ国の仲間を探した。生徒たちはほかの生徒のシールを見て、身振り手振りでその国を相手に伝え、それぞれ自分にどの国のシールが張られているかを推測。しばらくすると両校の生徒が混ざった5、6人の班が出来上がった。

同じ国のグループで宝地図を使ったゲームにも挑戦した。宝の断片的な場所が書かれたカードが生徒に1枚ずつ配られ、生徒たちは同じ班のメンバーと情報交換しながら宝の場所を考えていた。どの班もゲームが終わるころにはみんな仲良しになっていた。

一中の田桃子さん(13)は「やる前は不安だったけど、ゲームを通じてたくさん話せたし、仲良くなることができた」、二中の池上翔太君(同)は「コミュニケーションが取れるか心配だった。終わってみると新しい友達がたくさんできた」とうれしそうに話していた。

中谷校長と福田校長は「お互いをまず知ってほしい。ゲームを通じて両校生徒の心の交流となってくれれば」と話していた。18日には2年生の交流会も開かれる。





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