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降り続く雪の中で空中戦も激しく |
立春が過ぎたのもかかわらず和歌山市も2回に渡って積雪に見舞われたが、 真っ白に覆われた紀三井寺公園陸上競技場では、 寒さを吹き飛ばし県内の高校3年生と社会人チームとのサッカー交流試合が行われた。
平成27年の地元国体へ向けた県サッカー協会の選手育成で、 4年後には22歳と選手として年齢的にも主力となる3年生がこれからもサッカーを続け、 さらなるレベルアップを期待する初の取り組み。 希望者を募り和歌山北や和歌山工をはじめ南部や新翔から選手たちが駆けつけた。
県社会人1部リーグで活躍する海南FCとの30分ハーフの試合は、 高校生たちにとって、 卒業を控えた最後のゲームで初めて経験する雪の中でのキックオフとなった。
高校生チームは和歌山工の大宅光監督が采配(さいはい)を振るい開始早々、 素早いパスで南部の山崎雄一が鮮やかな先制ゴールを決めた。 海南FCもチームプレーと果敢な攻めですぐに逆転、 4―1で最初のハーフを奪った。 降り積もる雪に苦戦しながらも、 高校生たちは全力プレーで挑み、大学や社会人につながる次への大きなステップとなった。
積雪による道路の通行止めもあり、 新宮市から会場まで3時間がかりで到着した新翔の岸野圭祐選手は、 「プレー中は雪で滑るので余分な神経をつかったが、 いい経験になった。 初めてチームを組むメンバーだったが、 とてもやりやすかった。 これからもサッカーを続ける」 と意欲をみせた。
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