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白装束などを紹介する三浦宮司 |
岩出市宮の大宮神社の奇祭「よみさし祭」について学ぶ歴史講座(市教委主催)が20日、 同市根来の民俗資料館で開かれ、 地元住民ら約60人が参加した。
講師は同神社の三浦一起宮司。 よみさし祭は、 深夜に白装束の男たちが長さ3メートル、 重さ12キロの榊 (さかき) の原木を担いで地区を走るという一風変わった祭りで、 距離は東へ1里 (約4キロ)、 西へ1里半 (約6キロ)。 古くは神社の領地を確認する行事だったといい、 走り終えた榊の枝をもらうと病気が治ると伝えられている。 最近は参加者が減り、 祭を知る人も少なくなっているという。 三浦宮司は 「昔は榊を持つまでに20年かかったが、 現在では10年で係が回ってくる状態。 今後いろいろな企画で盛り上げていきたい」と話した。
祭りはこれまで毎年、 旧暦8月1日の新月の深夜に行われていたが、 現在では会社勤めの人も参加しやすいように10月の第1土曜日に変更されている。 参加者からは 「面白い祭りなのでもっとPRしてほしい」 との声もあった。
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