2011年02月22日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

歴史講座でよみさし祭を紹介

白装束などを紹介する三浦宮司

白装束などを紹介する三浦宮司

岩出市宮の大宮神社の奇祭「よみさし祭」について学ぶ歴史講座(市教委主催)が20日、 同市根来の民俗資料館で開かれ、 地元住民ら約60人が参加した。

講師は同神社の三浦一起宮司。 よみさし祭は、 深夜に白装束の男たちが長さ3メートル、 重さ12キロの榊 (さかき) の原木を担いで地区を走るという一風変わった祭りで、 距離は東へ1里 (約4キロ)、 西へ1里半 (約6キロ)。 古くは神社の領地を確認する行事だったといい、 走り終えた榊の枝をもらうと病気が治ると伝えられている。 最近は参加者が減り、 祭を知る人も少なくなっているという。 三浦宮司は 「昔は榊を持つまでに20年かかったが、 現在では10年で係が回ってくる状態。 今後いろいろな企画で盛り上げていきたい」と話した。

祭りはこれまで毎年、 旧暦8月1日の新月の深夜に行われていたが、 現在では会社勤めの人も参加しやすいように10月の第1土曜日に変更されている。 参加者からは 「面白い祭りなのでもっとPRしてほしい」 との声もあった。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif