海南下津高で予餞会

卒業を目前に控えた3年生に喜んでもらおうと、 海南市下津町丸田の市立海南下津高校 (上野幸浩校長) は23日、 同校体育館で予餞 (よせん) 会を開き、 1、 2年生156人と教諭たちが合唱や合奏で3年生を勇気付けた。

市高との統合後2回目の送別会で、 生徒会が企画した。 ことしは教員全員で約2カ月前から練習してきた合奏を披露。 教師たちはリコーダー、 ピアノ、 マリンバなど慣れない楽器を頑張って使い、 スマップの 「世界で一つだけの花」 を演奏して 「生徒一人一人が特別な存在なんだよ」 と思いを込めた。 在校生は全員で、 いきものがかりの 「YELL」 を合唱してお祝い。 「卒業してもお元気で。 また、 学校に遊びに来てください」 とエールを送った。 3年間を振り返るビデオの上映会も開かれ、 3年生たちはこれまでの学校生活を懐かしそうに思い出していた。

3年生の岡友理絵さん (18)、 河﨑愛さん (同)、 松下真由子さん (同) は 「寂しい気持ちでいっぱい。 文化祭のことを思い出して懐かしくなった」 と話していた。 卒業式は3月1日に行われる。