「子育てにあたたかい街」、海南市が関西１位

住まい探しを応援するリクルートの不動産・住宅サイト、 SUUMO (スーモ) の 「関西の出産・子育てにあたたかい街ランキング」 で、 海南市が1位になった=表。 同サイトが 「保育料」 「幼稚園数」 「保育所数」 などの9項目で各自治体の偏差値を算出し、 ランク付けしたもの。 同市は 「喜ばしいことで光栄です」 と喜んでいる。

ランキングは関西約150市町村区の平成20年9月のデータを基に作成。 先の3項目のほか 「就学前児童100人当たりの認可保育所定員数」 「認可保育所の開所時間」 「延長保育実数」 などの項目で偏差値を算出し、 海南市は54で1位。 中でも保育料の安さが評価されたようだ。 ランキングでは2位に偏差値53の大阪府枚方市、 3位に52の奈良県奈良市と続いている。 県内では和歌山市も50で8位についている。

海南市の保育料は、 所得税の額に応じて11区分に分かれ、 県内9市の中でも最も安い。 例えば所得税額が10万3000円~41万3000円未満の場合、 3歳児未満の保育料は4万4000円 (和歌山市5万4900円)、 3歳児以上は1万9000円 (同2万7200円) となっている。

またランキングには反映されていないが、 同市では公立保育所の延長保育料が無料となっているほか、 3歳未満の第3子以降の保育料が原則無料となる県の 「紀州3人っこ施策」 に加え、 3歳から5歳までの保育料も無料としているなど、 市独自の施策も積極的に展開している。

同市では 「外部からこのランキングを教えてもらい驚いた。 まちづくりサイトなどで紹介してもらい、 海南市への転入促進の一環として広く発信していきたい」 としている。

同サイトでは、 ほかにも 「関西の生活に便利でにぎやかな街」 「関西の子供の教育重視ならこの街」 など、 さまざまなランキングを紹介している。