那賀消防で子ども一日消防長

火災予防を広く啓発しようと那賀消防組合消防本部 (田中照巳消防長) は5日、 岩出市中迫のオークワミレニアシティ岩出店で、 3人の子どもたちに 「一日消防長」 を委嘱した。 この日は春の火災予防運動 (1~7日) の5日目。 制服と制帽を着用した3人は、 買い物客にティッシュや風船を配り、 火災予防や住宅用火災警報器の早期設置を呼び掛けた。

ことしの一日消防長は紀の川市立粉河小学校6年の廣橋正樹君 (12)、 岩出市立中央小学校4年の小名川大樹君 (11)、 同市立山崎北保育所の武田響君 (6)。 一日消防長は毎年、 その年の写生画やポスター、 意見発表などのコンテスト 「防災ひとづくり事業」 で最優秀賞に選ばれた児童が務めている。 委嘱状伝達式では田中消防長が 「署の中でも一番責任が重い消防長として、 火災防止や住宅用火災警報器設置の啓発を推進してください」 と述べた。

店内を回る3人を見た買い物客は、 「かわいい子たちが来たよ。 頑張って」 と笑顔で応援していた。 職員と一緒にティッシュ1000個を配った廣橋君は 「火災をなくすために、 火の使い方をちゃんとしてほしいです」 と話していた。