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国宝の釈迦堂前で筑前琵琶の優美な音色が流れた |
国宝の釈迦堂前で筑前琵琶の演奏を楽しんでもらおうと、 海南市下津町梅田の善福院で3日、 演奏会 「春ろまん」 が開かれ、 集まった約200人が優美な音色を楽しんだ。
善福院と地域活性に取り組む市民団体 「下津DHCクラブ」 が主催する春のイベント。 この日は筑前琵琶日本橘会教授などを務める補陀旭蓮さんと嶋旭穂さんの2人が 「壇ノ浦悲曲」 「熊谷と敦盛」 など3曲を演奏した。 源平最後の合戦を描いた壇ノ浦悲曲では、 平家一門が悲しみとともに海の藻くずと消えていった憂いを静かに弾き語った。
この日は国宝の釈迦堂についての歴史や講話、茶席もあった。また、東日本大震災の被災地支援を呼び掛けようと義援金箱も用意された。募金は日赤を通じて現地に送られる。
同クラブでは 「夏にはハイキング、 秋には馬頭琴演奏会も予定しています。 季節の行事を通じ、 地域活性化につなげていきたい」 と話している。
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