2011年04月13日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

斉藤望の椅子展 17日まで海南の画廊

斉藤望の椅子展

楽しくなるいすが80脚も(左が斉藤さん)

一つひとつ異なる手作りのいす80脚を紹介する 「斉藤望の椅子展」 が17日まで、 海南市大野中の画廊ビュッフェファイヴで開かれている。 斉藤さんは以前龍神村で、 現在は京都北山の自然の中で制作している作家。 同画廊では初の異色の展示となった。
サクラとケヤキを素材に、 金具は使わず、 塗料は子どもがなめても安全な柿渋など。 一つ一とつをノミと彫刻刀で仕上げており、 背もたれはトンボや鳥、 ウサギ、 雲、 サヤエンドウなどの形に彫られている。

斉藤さんは、 「この (背もたれの) 葉っぱはオー・ヘンリーの最後の一葉。 物語を作りたいし、 ファンタジーなんです」 と笑顔で話し、 「いすというのは居場所ですから、 その人のためのいすができたらと思っています」 と語った。

訪れた人らは、 会場いっぱいのいすに驚きながら、 「かわいい」 「座り心地がいい」 「彫り跡が温かい感じ」 などと楽しんでいる。 問い合わせは同画廊 (TEL073・482・1994)。





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