2011年04月19日

03.スポーツ

紀陽HDの女子バスケ部が始動

国体に向けてスタートを切ったハートビーツのメンバー - 紀陽HDの女子バスケ部が始動

国体に向けてスタートを切ったハートビーツのメンバー

紀陽ホールディングス(HD)は、女子バスケットボール部「ハートビーツ」を設立した。平成27年度の和歌山国体で総合優勝を狙う県からの要請で、全国各地から注目の実力者を招集。有田川町出身の武内彩乃選手兼マネジャー(開智高―奈良産業大)をはじめことし大学を卒業した9人のフレッシュレディーがそろい、(株)豊田紡織をW1リーグ昇格に導いた小野利充監督(59)の下、新たな歴史のスタートを切った。


チーム名「ハートビーツ」の由来は、「心臓の鼓動」。地域の重要な役割という意味の「心臓」とテンポよくゲームを支配し勝利するという意味の「リズム感」からきている。

練習は体育館の使用に限りがあり、主に水、木、金曜日。土曜日は高校の体育館を借りて練習やゲームをしている。今月1日にメンバーの顔合わせがあり、4日から本格的な練習が始まった。

小野監督によると、チームは国体と実業団リーグの2本柱に照準を合わせている。6月までは走り込みや筋力、瞬発力を中心としたトレーニングに取り込み、7月にキャンプを行う。キャンプで見つけた課題などを8月の合宿で修正し、国体近畿予選と9月からのシーズンに挑む。

チームは、5月3日から和歌山市中之島の県立体育館で開かれる第7回GES杯バスケットボール大会兼大65会県春季バスケットボール大会兼国体選手選考会に出場する。現在9人中2人が故障で戦線離脱と不安要素はあるが、どのような活躍を見せるのか目が離せない。

小野監督は「まだまだ持久力やシュート成功率などの技術面で課題はある」と話すが、「楽しみなチーム」と期待も。安川明穂主将(22)は「組織にあるはずの決まりや先輩がいないので、みんなでチームをつくっていきたい。社会人の自覚を持って取り組み、子どもたちの手本になれれば」とし、5月の大会に向けて「基盤となるものをつくる。結果より内容にこだわりたい」と意欲を見せた。武内選手兼マネジャー(22)は「まわりに目を配って、自分のできることをしたい。声出しなど誰でもできる小さいことからやっていきたい」と話した。

メンバーは次の皆さん。

監督=小野利充▽主将=安川明穂▽選手=広倉千夏、三矢紗由希、青山詠美、前川綾香、菅沼夏菜、高橋咲、中川優、武内彩乃





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