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福島弁で和やかに情報交換 |
県内に避難している東日本大震災の被災者同士励まし合おうと、福島県から避難している和歌山市紀三井寺の佐藤勉さん(66)の呼び掛けで5日、3家族9人が集まり、佐藤さん宅で開かれた食事会で交流を深めた。この日、会の名前も「笑顔を忘れず生きていこう」との思いを込め、県名を一文字入れ「笑福会」に決まった。
参加したのは佐藤さん夫婦以外に、福島県川俣町から自主避難してきた2家族。紀美野町の町営住宅に住む鴫原正継さん(54)家族3人と、親類を頼って同町に避難してきた新田育子さん(41)家族4人。
食事会では福島の地酒を味わいながら、勉さんの妻、和子さん(61)の手料理を食べて福島弁で楽しく歓談。「こんな災害に負けてはだめ。助け合って明るく生きよう」と確認し合った。県剣道々場連盟の会長を務める佐藤さんが剣道の精神を語ったり、地元の話題で盛り上がり、話が尽きることはなかった。
正継さんの妻、淳子さん(54)は「同じ東北の言葉、同じ思いの者同士で集まって心強さを感じました」と話し、佐藤さんは「ほかにも東北出身でこの会に参加したいという方がいれば、ぜひ集まりましょう」と呼び掛けている。問い合わせは佐藤さん(TEL090・4880・9638)。
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