2011年05月09日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

77歳で中国に留学した伊藤さんが水墨画展

躍動感溢れる馬を描いた掛け軸

躍動感溢れる馬を描いた掛け軸

77歳で中国への美術留学に挑戦した紀の川市粉河の元中学英語教諭、 伊藤昭作さん (78) が14、 15の両日、 同市打田の中華料理店 「朋来軒」 跡で初の水墨画展 (紀の川国際交流会主催) を開く。 掛け軸など約30点のほか、 留学先の教授との合作、 同級生の作品も展示する。 即売も行い、 売上金は全額、 同交流会に寄付する。 午前10時から午後4時まで。

伊藤さんが水墨画を始めたのは15年前。 地元で中国人が開いた水墨画教室に参加したのがきっかけ。 これまで合同作品展などに出品していたが 「もっと水墨画の技術を学びたい」 と意欲が高まり、 中国人講師の紹介で平成21年9月から約半年間、 浙江省抗州市の中国美術学院国際教育学院に留学した。 中国、 フランス、 ドイツ出身の学生たちに交じり一日中水墨画の技術を学んだ。

学院を修了すると作品は見違えるほど変わり、 これまで出せなかった重厚な表現ができるようになったという。 特に牛や馬など躍動感ある動きを現す技術を習得した。 伊藤さんは個展に向けて 「芸術の可能性に年齢は関係ない。 高齢者を勇気づける展示会にしたい」 と意気込んでいる。 問い合わせは伊藤さん (TEL090・9091・9072)。





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