2011年06月01日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

一、二中の番組が最優秀 コミュニティ放送賞

エフエム和歌山制作の番組 「KOUKA100%」

最優秀賞の受賞に笑顔を見せる生徒たち

昨年、 海南市立第一、 第二中学校の生徒たちが出演したエフエム和歌山制作の番組 「KOUKA100%」 が、 JCBA (日本コミュニティ放送協会) の 「第13回近畿コミュニティ放送賞」 特別番組部門で最優秀に輝いた。 両校はこの4月に市立海南中学校として統合。 番組では、 卒業生や在校生が母校への思いなどを語った。

「校歌」 をテーマに和歌山市内の小中高校を取り上げる番組で、 児童生徒が進行する。

両校は少子化などの影響で、 ことし3月末で64年の歴史に幕を下ろした。 番組では海南市の学校を初めて取り上げ、 半年後に統合を控えた昨年8月27日に約1時間半の特番で放送。 メーンの校歌のほか、 吹奏楽部の演奏、 生徒たちによる学校紹介などがあった。

曲間では「一中生から二中生へあてた手紙」が朗読され、当時第一中学校2年生だった夏原咲さん(14)=現海南中学校3年生=が「これから助け合い、勉強やクラブ活動、学校行事を盛り上げていこう」 と読み上げた。

収録の際、 中心に活動したのが生徒会。 一中出身の同3年生、 目﨑涼斗君 (14) は 「生徒が増えてクラブ活動に活気が出てきた。 競争力も上がり、 レギュラー争いも楽しい」 と笑顔。二中出身の同3年生、下津有未さん(同)は「一中の子から積極的に話し掛けてくれ、友達がいっぱいできた」と充実した表情を見せた。夏原さんは「統合前は不安だったけど、今は学校がさらに楽しいと感じる。これから新しい伝統をみんなとつくっていきたい」と語った。

同局の企画編成を担当する山口誠二さん(28)は「和歌山の学校関係者、 生徒の皆さんのおかげで受賞できた。 今後も受賞に甘んじることなくさらなる番組づくりへ挑戦したい」 と話している。





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