2011年08月05日

00.社会

和歌浦漁港に直売所 来年度オープンへ

和歌浦漁港に直売所 来年度オープンへ

直売所として改修される予定の冷蔵施設

年に2回の朝市 「おっとっと広場」 が好評な和歌浦漁港で、 地元の農水産物の直売所が来年度中に開設される予定であることが、 県漁港整備室への取材で分かった。 同室は 「名勝に指定された和歌浦の観光の起爆剤になるよう、 地元の人で創意工夫して盛り上げてほしい」 と話している。

同室によると、 県内で直売所のある漁港は、 日高町の阿尾漁港や串本町の串本漁港など数カ所ある。 市内では数年前に雑賀崎漁港内の 「和歌浦湾のおさかなやさん」 が閉鎖して以来、 なかったという。

シラスが旬の5月と11月に開かれる 「おっとっと広場」 は平成18年にスタート。 ことし5月に10回目を迎えたが、 毎回県内外から8000~9000人訪れ、 多い時では1万人を超えるほどの集客がある。 来場者へのアンケートで定期的な水産物の直売を望む声もあったことから、 同漁港を管理する県が、 直売所の設置に向けて動き出した。 今後、 国などから補助金を受け、 和歌浦漁港内にある、 現在は使っていない冷蔵施設を改修する予定。 直売スペースは約300平方メートルになる見込みという。

同漁港は現在、 指定管理者制度で、 和歌浦漁協などで構成する(有)ベイサイド和歌浦が運営。 同社は本年度までの契約となっており、 直売所の運営は来年度からの指定管理者に委ねる。 県は、 和歌浦湾周辺の漁協の水産物や地元の農産物の販売など、 地産地消を目指しながら地元住民の交流スペースとなるよう期待しているという。

同室の愛須健司室長は 「各漁港で捕れるものは年中違うし、 連携を取って人を呼び込めるようにして、 地域の活性化につなげてほしい」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif