2011年08月23日

00.社会

重勝式車券の投票サイト参入 和歌山競輪場

和歌山市内中心部の和歌山競輪場 - 重勝式車券の投票サイト参入 和歌山競輪場

和歌山市内中心部の和歌山競輪場

県公営和歌山競輪場(和歌山市五筋目、松下博行所長)は、「重勝式車券」のオンライン投票サイト「Kドリームス」(http://kdreams.jp)に参入した。重勝式は当たる確立は低いが、当たれば高額な払戻金が見込める賭け式。客が減少、高齢化する中、若い世代を取り込むのが狙いで、同競輪場は「競輪を知らない人に興味を持ってもらえるきっかけになれば」と話している。


全国の競輪場数は経営不振などから年々減少している。現在、全国に45カ所あり、そのうち県営は5カ所。本年度の全国競輪場の売り上げ見込みは約6000億円と、10年前の半分まで落ち込むとみられている。

県公営和歌山競輪場でも、入場者は減少の一途をたどっている。売り上げが振るわず、7年ほど前から場外レースの車券発売も始めた。同競輪場でのレース開催は年間約60日で、開催中の来場者は一日平均約1万人、平日は約1500人ほど。休日は若い世代も顔を見せるが、ほとんどの入場者が60~70代という。

より幅広く楽しんでもらえるようファン層を広げるため、全国で15番目に同サイトに参入。同サイトが取り扱っている複数レースの結果を予想する「重勝式」の導入は初めての試みだ。

同サイトで投票できる賭け式は、最終レースから3レースの1位を当てる「K3」、同5レースの1位を当てる「K5」、最終レースから4レースの1、2着をコンピューターが予想する「ビッグドリーム」の3種類。「ビッグドリーム」は的中率が約167万分の1という低確率だが、最高配当は12億円と宝くじのような高配当になっている。

同競輪場は「若い世代にネットは欠かせない。レースを楽しんでもらうのはもちろん、売り上げアップにつながれば」と話している。

同サイトへの登録は、同競輪場でもできる(年齢確認書類、払戻金を受け取る口座情報、パソコンか携帯電話のメールアドレスが分かるものを持参)。26日まで、同競輪場で登録すれば、同サイトへ投票できる1000とマスコットキャラクター「わかちゃん」のストラップをプレゼントしている。問い合わせは同競輪場(TEL073・431・4213)へ。





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