2011年08月23日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

貴志川道場がオープン 合気道の竹豊館

見学者らに技を披露する竹中さん - 貴志川道場がオープン 合気道の竹豊館

見学者らに技を披露する竹中さん

合氣道の師範で、合氣会八段の竹中日出雄(74)さん=和歌山市紀三井寺=が指導するけいこ場「竹豊館」の貴志川道場が21日、紀の川市貴志川町北にオープンした。ガス会社の大崎産業(株)(田中光一社長)貴志川LPGセンター内の倉庫を、30畳の道場として改築した。「子どもの心を優しく、強く、礼儀正しく」をモットーに生徒も募集している。


竹中さんと同社のつながりは田中茂副社長(50)が「心と体の鍛練を積みたい」と約6年に竹豊館へ入門したことがきっかけ。その後、田中副社長が「常に感謝する精神」など竹中さんの教えに感銘を受け、2年前にはその教えを広めたいと、海南市下津町下の同社2階に「竹豊館大崎道場」を開設していた。竹中さんは紀の川市桃山町出身で、田中副社長は「今回先生のふるさとで道場開きができて大変うれしい」と喜んでいる。

この日は竹中さんの弟子ら約60人が道場開きに参加。子どもからお年寄りまで「入り身投げ」「小手返し」などの技を見学者に披露した。最後は竹中さんが複数の相手を次々に倒していくダイナミックな技を披露し、見学者を驚かせていた。

同道場では、見学や一日無料体験も行う。けいこは月4回、毎週日曜日午前10時から。対象は4歳以上。女性や初心者も歓迎。竹中さんは「合氣道をする人はみんな家族。相手があってこそ成長できる。生涯続けることができるので、ぜひ習って心身を鍛えてもらえれば」と話している。

合氣道は、田辺市出身の植芝盛平翁を開祖とする。勝敗にこだわらないため、試合はなくけいこが中心。互いに相手と「氣を合わす」ことを理念とする。護身術としても広まり、海外でも実践者が増えている。

問い合わせは同道場(TEL0120・64・4800)、または田中副社長(TEL090・3285・9401)へ。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif