2011年09月07日

00.社会

被災地の雇用確保へ 和大生がジェラート開発中

被災地の雇用確保へ 和大生がジェラート開発中

試食会で味を確かめるメンバー

和歌山大学の学生らでつくる東日本大震災の被災地支援団体 「フォワード」 (FW、 太田昇代表) は、 岩手県田野畑村の田野畑村産業開発公社と和歌山県の特産果樹を使ったジェラートの共同開発に取り組んでいる。 10月15日に和歌山市で初めて開かれる食べ歩きイベント 「城下町バル」 で販売する。

FWは同公社が1年前から開発を進めている 「たのはた牛乳」 を使ったジェラートに県内の果樹を組み合わせることで、 新たな特産品を生み出そうと企画。 さらに県内などで販売し、 売り上げを伸ばすことで被災地の雇用の確保へとつなげるのがねらい。

メンバーは先月、 県内の農家の協力を得て 「ブドウ」 「スモモ」 「ブルーベリー」 など10種類の果物や飲料を持って同公社を訪れ、 試作の結果、 小坂農園 (紀の川市桃山町) の 「イチジク」、 JAわかやまの 「ショウガ」、 平和酒造(株) (海南市溝ノ口) の 「鶴梅の梅酒完熟」 の3種類が製品化されることになった。 1個300円。

太田代表(23)は 「東北を支援する気持ちが詰まったジェラート。 みんなに親しまれる価値のあるものにしていきたい」と意気込んでいる。 現在、 活動資金への寄付を募っている。 問い合わせは同団体 (メールinfo@forward311.org、URLhttp://forward311.org/)。





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