2011年09月22日

00.社会

観音さま33体一堂に 高松寺のお堂完成

観音さま33体一堂に 高松寺のお堂完成

西国観音三十三尊が安置されている観音堂

和歌山市東高松の和歌山西国一番霊場、 鶴林山 「高松寺」 (こうしょうじ、 岡本暢孔住職)で観音堂が完成した。 中には西国三十三カ所の観音菩薩33体がずらり。 秋の彼岸中(26日まで)内部を公開している。 午前9時から午後5時まで。

西国三十三カ所巡礼は那智山青岸渡寺が第一番札所だが、 市内にも和歌山西国三十三カ所観音霊場があり、 その一番札所が高松寺だ。

同寺は慶長17年(1612)の創建で、 和歌山城内の二の丸御殿にあったと伝えられている。 その後、 現在の地に移転し、 本堂は老朽化に伴い平成6年に新築している。

完成した観音堂の建物の上にそびえる宝篋(ほうきょう)印搭は、 以前、 同寺にいた智教尼(ちきょうに)という尼僧が全国を勧進行脚して建立したもので、 今回、 境内から観音堂の上に移動した。

岡本住職は 「西国巡礼の観音像を一堂に安置しているのは珍しいと思います。 格子扉越しですが、 ゆっくりと観覧していただきたい」 と話している。

詳しい問い合わせは同寺(TEL073・423・1532)まで。





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