2009年01月21日

00.社会

和大生がクエの歌で日高のまちおこし

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学生たちに「大衆音楽と観光」の授業をするもずさん

観光で地域を活性化しようと、 和歌山大学観光学部の学生たちが日高町の名物、 高級魚の九絵 (クエ) をテーマにした歌詞を制作している。 「花街の母」 などの作詞を担当した作詞家のもず唱平さん (大阪芸術大学教授・和大観光学部客員教授) が担当する 「大衆音楽と観光」 の授業の一環で、 ことし5月には完成させ、 秋に行われる地元の 「九絵祭」 で披露する計画だ。 小田章学長は 「和歌山から地域再生のモデルを発信できれば」 と期待を寄せている。

和大観光学部では、 県内の新たな観光資源を見つけようと、 夏と春の長期休暇中に県内の16の地域に学生を派遣するインターシップを実施。 その中で、 学生と同町の住民が一緒になって歌でクエ観光を盛り上げようと企画された。 昨年12月には、 6人の学生が同町を訪ね、 クエを試食するとともに関係者に取材。 春休みに入る来月10日にも訪問し、 住民と懇談する予定だ。
ことし5月に、 授業を受講している16人の学生が完成した詞を1作品ずつ提出。 アコースティックユニット 「QU - E」 がそれぞれに曲を付け、 5 - 6曲に絞った上で今秋の 「九絵祭り」 で発表。 町民らの投票により3曲が選ばれるという。
楽曲を観光誘致に有効利用するため、 各メディアなどでの露出を高め、 将来的にはCD発売も視野に入れていく。
現在、 学生たちは、 もずさんの指導を受けながら、 手探り状態で作詞に奮闘中。 神谷光香さん (20) と西尾瞳さん (同) は 「作詞は何から書いていいのかわからず、 難しい」 と笑う。 もず氏は 「曲が売れればいいというわけではなく、 日高町の観光に寄与できる活動にしたい」 と話している。



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