2009年03月01日

00.社会

有功東小6年がぶらくり丁の情報をネットラジオで配信

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Podcastで情報発信する6年風組の児童ら

和歌山市六十谷の市立有功東小学校 (小松龍三校長) 6年風組の児童29人は、 総合学習で学んだ同市本町ぶらくり丁商店街の情報のPodcast (インターネットラジオ放送) 配信をスタートさせた。 歴史や店舗紹介のほか、 働く人へのインタビューなどが配信され、 児童たちは 「ぶらくり丁にはすごいなぁと思う人がいっぱいいた。 もっとたくさんの人に知ってもらいたい」 と話している。

同クラスの出前授業で、 戦国武将の雑賀孫市でまちおこしに取り組む雑賀孫市甲冑隊の活動を知ったことがきっかけとなり、 自分たちの街を知ろうと2学期からぶらくり丁についての学習を開始した。 10月にクラスで調査に出かけ、 店主や従業員に 「お客さんを増やすためにしていることは」 「これまでどんなことが大変でしたか」 などと質問。 仕事内容や仕事に対する思いを聞いた。
その後もインターネットや電話での聞き取りに加え、 地域の人に意識調査のアンケートするなど、 少しずつ理解を深めてきたという。
番茶屋さんのお茶を入れる真剣な表情や、 100年以上も続く毛糸屋さんの伝統に触れるうち、 児童から 「自分たちもぶらくり丁を応援したい」 という意見が挙がり、 本岡朋教諭(36)がインターネットラジオでの配信を提案。 ラジオ制作に向けて、 3学期はそれまでの学習をもとに計画を作り、 練習を重ねた。
先日にも、 再度ぶらくり丁へ出向き、 小売店や飲食店など約30店舗でグループごとにインタビュー内容を録音。 集めた情報を編集し、 写真や音楽を織り交ぜて配信している。 取材で用意したのは基本的な質問程度で特別な原稿などはなく、 子どもたちと商店街の人々との、 ありのままの会話のやりとりが音声から伝わる。
今後も聞く人に楽しんでもらえるような内容を随時発信していく予定で、 本岡教諭は、 「一方的な放送でなく、 誰もが参加できるものにしたい。 メールを公開しているので、 聞いてもらった人から子どもたちにいろんな意見をいただければ」 と話している。
パソコンかiPodがあれば、 URLにアクセスするだけで誰でも簡単に視聴できる。
HPアドレスはhttp://web.me.com/motooka16/site/HOME.html



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