国道26号と第二阪和を直結

和歌山市は、 来年度から同市中の国道26号と同市平井の第二阪和国道和歌山岬道路 (平成27年度供用予定) をつなぐ新規道路 「市道中平井線 (仮称)」 の造成工事事業を開始すると発表した。 都市整備課によると、 総事業費は概算で28億円になり、 27年度の和歌山国体までの供用開始を目標に計画を進めていく。

同課によると、 市道中平井線は、 全長2.2kmで、 片側2車線の平面道路が1.6km、 同1車線のトンネルが0.6kmになるという。 国道26号沿いに完成予定の和大新駅 (24年4月開業予定) の北側に交差点が設置され、 同線への起終点となる。 そこからふじと台を東西に抜け、 第二阪和国道につながる予定になっている。
現在、 ふじと台につながる道路は和歌山大学入り口のみで、 通勤時間帯は渋滞が激しい。 中平井線が開通することで、 今後さらに人口増加が見込まれるふじと台の渋滞緩和にも一役買いそうだ。
また、 市地域防災計画の中に、 市北部地域の災害時、 和歌山大学が物資拠点と防災ヘリポート、 ノーリツ鋼機(株)が東南海地震対策の防災拠点となることが盛り込まれているため、 中平井線が両地点を有効活用するための重要な道路となる。
今後、 議会の予算承認を得ながら事業を進めていくとし、 22年度に調査を行う。