2009年07月31日

00.社会

お城の動物園で図鑑づくり

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松本さんの指導で動物絵本を作る子どもたち

和歌山城の和歌山公園動物園で30日、 動物を観察してオリジナル動物図鑑をつくるイベントが開かれた。 わかやまNPOセンターの 「お城の動物園応援隊」 が、 昨年から続けている環境学習プログラムの第4回。

小学生20人が、 「好きな動物」 や 「くちばしとあし」、 「動物のしっぽ」 など6つの研究テーマに別れて、 おりの前でじっくり動物を観察。 種類や分類、 生息地、 食べ物をメモし、 色鉛筆を使って足やしっぽの形を細かくスケッチした。 元多摩動物公園動物解説員の松本朱実さん (49) や4人の動物ボランティアガイドが、 観察する子どもたちにアドバイスをするなど、 なごやかな中にも真剣な表情で取り組んだ。 約2時間後、 子どもたちはメモやスケッチをA4判のファイルに綴じ込みオリジナルの図鑑を完成させた。 図鑑は、 夏休みの宿題に使う子どももいるという。

脚とくちばしを調べるためワシミミズクを観察していた高松小学校3年の荒島希美さん (8) は 「動物が大好きです。 爪を描くのが難しいな」。 しっぽの研究でポニーを観察中の砂山小学校4年の田中優希さん (9) は 「リスとシカも観察しました。 シカのしっぽは短かったよ。 みんな違ってるのが面白い」 と笑顔。

環境学習プログラムの指導を第1回から続けている松本さんは 「今回はテーマを選ぶのも子どもたち自身です。 大人が気付かない自由な発想も飛び出して面白いですよ。 観察し表現することで動物への興味を深めていければうれしい。」 とイベントのねらいを話した。



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