2009年08月08日

00.社会

民主大物次々応援 前哨戦終盤へ

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JR和歌山駅で聴衆に囲まれる前原副代表

民主党の前原誠司副代表が6日、和歌山入り。JR和歌山駅前で行った街頭演説では500人の聴衆の前で、自民党批判を繰り返した。民主党は先月19日に岡田克也幹事長が来和しており、大物政治家が次々に応援に駆けつけることで、有権者にアピールしている。 (2面に関連記事) 前原副代表は、今年度予算について「90兆の予算を組んでいるが税収は46兆円。残りの44兆円は、国債などを発行した借金」とし、「将来へのつけ回しをしているに過ぎない」とばっさり。その上で民主党の政策について「今の予算を根本的に組み替え無駄な公共事業を止める。2万5000人の天下りをなくせば受け皿の公益法人などに流れる金が節約できる」とした。

18日公示、30日投開票の衆院選和歌山1区に出馬を表明している岸本周平氏(53)=民主新=の応援に立ったもので、岸本氏を「長い間、旧大蔵省の内部にいた即戦力」とし「ぜひ最前線に送り出していただき、日本の大掃除をやらせてほしい」とした。

一方、自民前職の谷本龍哉氏(42)は衆院解散後すぐに地元和歌山市入りし、ミニ集会や街頭活動を精力的にこなしている。選対幹部によると、初心に帰ったなりふり構わないどぶ板戦術で、陣営の引き締めに躍起だ。

中央政界の大物が次々と応援に駆けつけるライバル陣営とは対照的。有権者とじかに顔を付き合わせる地道な活動で、自民への逆風を跳ね返す覚悟だ。谷本陣営では大物政治家は呼ばず、決起集会の予定もない。これまで積み重ねた3期9年の実績を訴えれば「和歌山にとって誰を選択すべきか、有権者はきっと分かってくれるはず」としている。

共産の国重秀明氏(48)は、ミニ集会や街頭演説を積極的にこなし、政策をアピール。同党県委員会は11日午後7時から和歌山市のダイワロイネットホテルで市田忠義書記局長を迎えて演説会を開く。 幸福実現は8日に林雅敏総務会長が来和、午前11時からJR和歌山駅西口前、午後5時半からは南海市駅前でで演説する。



公明が谷本氏の第2次推薦も見送り 公明党は6日、総選挙の和歌山1区の自民党前職、谷本龍哉氏(42)の推薦を7月30日発表の第1次推薦に続いて見送った。3次推薦は来週半ばを予定。県内では、2区の石田真敏(57)、3区の二階俊博(70)の両氏が第1次で公明党からの推薦を受けている。

また、近畿比例区で立候補を予定している西博義氏の事務所は10日、和歌山市のホテル東急インで午後6時半から西博義友の会・集会を開く。



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