JA紀の里の選果場再編整備が完了

JA紀の里 (厚地諭組合長) は1日、 紀の川市の粉河ふるさとセンターで東部、 西部両流通センターと竜門選果場内の柿選果機の完成を記念した第2次選果場施設再編整備竣工式典と生産者大会を開き、 生産者、 施工関係者、 全国の青果場代表者ら500人以上が祝った今回の整備により、 「安心安全」、 「品質保証」、 「パッケージ機能の強化」 のほか、 農産物の周年供給などが図られる。


式典では厚地組合長が 「近年の国際的な市場の変化、 また国内において大型スーパーなどの流通業界における目まぐるしい変化の中で、 農産物や、 農家所得の確保が大変難しい状況です。 再編整備は将来の流通業界の変化に対応し、 実需者の希望に合わせた商品作りのためです。施設の機能を2倍にも3倍にもできるように願っています」とあいさつした。

来賓の石田真敏衆院議員、 鶴保庸介参院議員、 服部一県議会議員、 中村愼司紀の川市長、 菖蒲奥典侑県農業協同組合中央会会長らが祝辞を述べた後、 施工に携わった8企業に厚地組合長から感謝状が手渡された。

竣工式後に開かれた生産者大会 (生産販売委員会主催) では、 山名純一営農生活部長が 「夢のある地域農業の持続的発展に取り組む生産方針」、 大原稔販売部長が 「大型産地として農産物を周年供給できる有利性を生かした販売戦略事業実施体制の構築方針」 の戦略を生産者らに提示。 その後、 記念講演で、 ラジオパーソナリティーの浜村淳さんが、 自身の経験を基に、 痴ほうになった高齢者のとの向き合い方について講演。 浜村さんはあいさつで 「JA紀の里さんには、 いつも番組のプレゼントをいただいて感謝しています。 もっとください」 と会場の笑いを誘っていた。