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羊革の帯が斬新で華やかな着物風ドレス |
和歌山市西高松の和歌山大学生涯学習教育研究センターで3日午後7時から、観月会が開かれる。同センター宇宙教育研究ネットワークが主催し同大学クリエなどが協力。4回目のことしは観光学部生らが中心になり企画している。28日には、モデルになる学生が和風音楽に合わせてリハーサルを実施。当日に着る衣装を身につけ、本番に向けて細部の調整を図った。
当日は望遠鏡による観月や中串孝志同大観光学部講師のトーク「月を観るたび思い出す」、星座早見盤製作、観光学部生によるお茶会、月見団子のプレゼント(午後6時45分から整理券配布、先着順)のほか、初めての「お月見ファッションショー」も行われる。
ファッションショーの衣装は、ぶらくりストリートショーが好評だった和歌山市のデザイナー神保紀代子さん(59)がデザイン。中国人留学生2人を含む同大学の女子学生7人がモデルになり披露する。
すべてイタリア製ニット地を使用したドレスは、お月見がテーマなだけに和と洋が融合した斬新なスタイル。パンツスーツの上に同生地の着物をコート風に羽織ったものや、着物仕立ての衿と帯に豪華な緞子(どんす)を用い、振り袖のように揺れる袖が優雅なドレスなど。
神保さんは、「ブーツでも着られるようにし、でもどこかに着物の雰囲気を残しました。着物を若い人が楽しく面白く着てくれたら」と話している。
ファッションショーの曲を選び、モデルにもなる松田冴加さん(20)=観光学部3年=は、オレンジ色の着物に、祖母が使った赤い絞りの帯揚げと黒い羊革をリボン風に結び、「花火大会の時ぐらいしか着物は着ませんが、これは軽くて柔らかく動きやすいし歩きやすいです。個性的できれいなので、本番では後ろからも見てもらいたい」と張り切っている。
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