2009年10月02日

00.社会

生物学コンテストで向陽高1年の奥村君が銅メダル

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メダルと賞状を手にする奥村君

和歌山市太田の県立向陽高校 (板橋孝志校長) 環境科学科1年の奥村洋介君 (16) が、 全国生物学コンテスト 「生物チャレンジ2009」 で、 銅メダルを受賞。 同コンテストは国際生物学オリンピックの日本代表選考を兼ねており、 11月に東京で行われる代表選抜試験にも選抜された。 奥村君は 「参加者には、 高度な研究をしている中学生もいて、 よい刺激になった。 次の試験も知識を増やして全力で挑みたい」 と意気込んでいる。

「生物チャレンジ」 は、 大学に入学前の青少年 (20歳未満) を対象とした全国規模のコンテスト。 今回は全校から2600人 (県内から76人) を超える応募があった。 基本知識を問う一次試験、 実際に実験を行って問題を解く二次試験の総合成績で競われる。
二次は7月の一次審査を勝ち抜いた73人を対象に、 8月17日から3日間、 広島大学で行われ、 コオロギやバッタの観察、 DNAや酵素の性質を調べる実験試験に挑んだ。 専門的な知識や確かな技術力など総合的な実験スキルが問われる内容で、 高校3年生レベルの実験技術を要するという。 11月の試験では4人が日本代表として選抜され、 来年韓国で開催される国際生物学オリンピックに参加する。

幼いころから昆虫採集に興味があり、 観察することが好きだったという奥村君は同中学時代、 理科部に所属し、 現在は理学部で活動している。 コンテストには 「自分の実力を試したい」 との思いで応募。 これまで大きな賞を受賞したことはなく、「観察知識が必要で、 道具の使い方も難しかった。 今回は運がよかったと思う」 と笑顔で振り返っている。

最近は外来生物の問題に関心があり、 将来の夢は生物保護や保全の研究者だという。

担任で理科の授業を担当する北村絵美教諭 (32) は 「ビオトープ活動などに意欲的に参加し、 何事も真面目に取り組む生徒。 大会では自身の力を存分に発揮してくれることを期待しています」 とエールを送っている。



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