訳ありの訳ありの訳ありで、以前から欲しかったボートからの投げ竿、いわゆるキャスティングロッドとそれ用のリールを購入しました。
ロッドはメーターオーバーのシイラをターゲットにしたものなのでやや硬め。リールは長い時間使っていてもしんどくない3500番。青物もハマチや小さなメジロクラスならゴボウ抜きできるタックルと期待。ちなみに毎年参加している串本のトーナメント(6月)に向けての準備でもあります。以前から使っていたキャスティングロッドも10年落ちくらいになり、やや腰抜け感もあったので。
投げたくてうずうずしてきたので、お友達のボートに乗せてもらって手近なところで試釣。青物の気配はなかったものの、うねりが少しだけあり、夕まずめと重なっていたため沖磯のチョロッとしたサラシでヒラスズキ狙い。「狙い」というか、狙わせてもらったといったほうが正確。うねりの中ボートで沖磯に寄せてもらうのだから、無茶なことをやってもらっている気がします。さすが百戦錬磨の船長さんですな。
サラシの中、ミノーをゆっくりと巻いてくると一投目でゴツンとヒット。ロッドはバット部分からひん曲がり、リールのドラグは悲鳴。「かなりでかいんちゃうの?」と期待したけど、実際は60㌢ほどの中型でした。フックの掛かりどころが悪そうだったので悲願の「ゴボウ抜き」はできなかったけど、強烈なファイトは堪能。これくらいのサイズが一番「引く」といいますが、メーターオーバーのシイラ用のロッドをこれほど弓なりにさせるとは…、この時期のヒラスズキはなかなかのものですわ。
何にせよ、訳ありタックルは一投目で魂が入りました。(海)
リール:スピニング3500番
ライン:PE3号
ルアー:フローティングミノー12cm