今回は一部で緩やかに流行している、トイデジカメなどをば。
友人がゲーセンのクレーンゲームでピックアップしてきたものを譲ってもらいました。「SUPER MINI DIGITAL CAMERA K/H Classic」という一品ですが、きちんと写らないとのことで。
パッケージ。結構きっちりしていますが、
「羽根のように軽く、風のように軽い」
という、一見キマッたように見えて全くキマッていないワード重複コピーにちょっとむかつきます。いろいろカラーバリエーションがあるらしい。made in china。
前面/後面。ちょい懐かし系カメラのルックスを模しています。インターフェイスはシャッタースイッチとモードスイッチ、後ろの白黒液晶。後ろの液晶には撮影可能残り枚数などが表示されまして、画像が映るわけではありません。PCにUSB接続すればWebカメラとしても使えます。
(猫)記者に、いつもの取材を想定して使ってもらいました。小さすぎ。鏡筒も回りませんから。スペックは以下のとおり。
内蔵メモリ | 16M |
撮像センサ | 1/9.4インチCMOS |
画像規格 | VGA(640*480)、QVGA(320*240) |
露光/WB | 自動/自動 |
シャッタースピード | 1/60~1/1500 |
モード | シングル、セルフタイマー、連続撮影、AVI |
電源 | 単4*1 |
発売元は(株)ジパング。有効画素数約30万画素の所詮おもちゃですからね、どうでも良い感じです。電池外すと内部メモリのデータもリセットつうのも漢らしい。ちなみに、名前の「K/H」は、「キーホルダー」ってことらしい。脱力です。
試し撃ち(リンク先は無修正)。画質がどうこう言うつもりはないですが、こりはどうみてもピントが合ってないっす。まあおもちゃですからね、焦点距離をいちいち精密に測ってるとは思えないわけで、まあせっかくなので分解調整。
基盤にとりつけられた撮像素子に鏡筒が直付けで爆笑。写真で見るとおり鏡筒のねじ込みにマージンがあり、そのねじ込み具合で焦点距離を調節してました。WEBカメラモードにして、PC画面で画像を見ながら調節。
たいていのトイデジカメってこんなもんなんでしょうな。
多少マシになりました。そもそもピンホールカメラですから、室内なんかの暗いところは基本的に苦手。まあ、使えるか使えないかと問われれば「使えないこともない」ってなところでしょうが、K/Hとしてならまあまあいいんじゃないっすか。