2009年09月25日

03.スポーツ/062紀州レンジャーズ

徳田投手がカープ入団テスト合格

0909251.jpg

「35歳まで続けたい」と野球への思いを語る徳田投手

プロ野球関西独立リーグの紀州レンジャーズ徳田将至投手 (26) が19日、 広島県広島市南区のマツダスタジアムで行われた広島東洋カープの入団テストに合格した。 神戸9クルーズなど独立リーグからも多数の選手が応募する中、 計91人が実技審査を受け、 徳田投手を含む3人が狭き門を突破した。 今後、 球団は育成ドラフト会議で指名する方向で検討していくという。 関西独立リーグからプロ選手誕生に注目が集まっている。

入団テストを受けるきっかけは、 レンジャーズの井上紘一コーチ (元カープ) からの 「受けてみいひんか」 の一言。 入団テストの2、 3日前に言われたため、 徳田投手は 「びっくりしたけれど、 藤田平監督も応援してくれたので受けてみました。 合格の実感はまだないです。 舞い上がることなく、 気を引き締めたい」 と話している。 テストには、 日産自動車の松井崇純外野手 (24)、 横浜商大高の中村亘佑捕手 (18) が合格した。

入団テストは、 まず50メートル走と遠投の1次選考によりふるいにかけられ、 その後、 守備、 打撃、 投球など2次選考が行われた。 ブルペンテストでは、 直球や変化球など20球が要求され、 徳田投手は直球148キロを計測した。

身長184センチ、 体重88キロ。 恵まれた体格を生かした右の本格派で、 154キロのストレートと縦横に割れる2種類のスライダー、 フォークを使いこなす。 大阪府出身で、 岸里小学校、 成南中学校、 上宮高校を卒業後、 日本体育大学へ進学した。 その後、 アトランタブレーブスとマイナー契約を結び、 約3年間プレー。 平成20年には、 BCリーグの新潟アルビレックスBCへ所属。 ことしの5月から関西独立リーグの紀州レンジャーズで投手として活躍してきた。

目標とする選手は高校の先輩の黒田博樹投手 (ロサンゼルス・ドジャース)。 徳田投手は 「直接会ったことはないが今まで目標にしてきました」 と話す。 小学3年生から野球を始め、 中学と高校では内野手と外野手などを経験し、 大学から投手一本に専念してきた。

徳田投手は 「 徳田といえばストレート とバッターに意識させ、 でも実は変化球で空振りにさせたり。 そんな駆け引きができる野球が楽しくて好きです」 と笑顔。

さらに 「トライアウトを受けるきっかけをくれた井上コーチには感謝している。 そして今レンジャーズは不調で優勝は遠いが、 藤田監督を胴上げしたかった。 今後は目標にされるような選手になって、 35歳まで野球を続けたいです」 と夢を語った。



Englishbm_trans.gif  印刷print    はてなブックマークに追加 del.icio.usに登録 Buzzurlに登録 Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録


03.スポーツ/062紀州レンジャーズ] 同カテゴリの記事

03.スポーツ - 同カテゴリの記事








sinkipage.gif
カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif