2008年04月01日

2008 03.スポーツ

智弁 8強に名乗り

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延長11回、高橋の勝ち越し打

センバツ高校野球大会10日目の30日、3回戦第2試合で智弁和歌山は好投手・平生拓也を擁する宇治山田商(三重)を下し、ベスト8に名乗りを上げた。先制を許すも、ピンチをしのいで8回に同点に追いつくと、延長11回に髙橋義人の殊勲打で勝ち越し。2 - 1で接戦を制し、ベスト8進出を決めた。次の準々決勝(2日午前11時)は同じ近畿勢の東洋大姫路(兵庫)と対戦する。

雨が降る中で両校一歩も譲らぬ接戦となった。 智弁は7回まで得点圏に走者を進めながら、 宇治山田の先発平生からあと1本が出ず、 智弁らしからぬ淡白な攻撃が続いた。 逆に宇治山田は4回、 4番木田恵太の本塁打で先制。 この1点が智弁に重くのしかかった。
しかし、 「絶対に甲子園から帰りたくない。 逆転するぞ」 ベンチのムードが高まっていた8回。2死2塁の好機で打席にはこの試合ここまで2安打と好調な主将の勝谷直紀。 「犠打でツーアウトにしてまで僕に回してくれた期待にこたえる」。フルカウントから力いっぱい振り抜いた打球は中前適時打となり、 同点に追いついた。
1 - 1のまま試合は延長へ。 雨脚が強くなった11回、 ここまでの無安打の坂口真規が右中間を鋭く破る2塁打で出塁。 1死後、 6番髙橋が左翼線に運んでついに勝ち越した。 最後は6回途中からマウンドに上がった林が完璧なリリーフで締めくくった。
【髙嶋仁監督】試合中は打てていなかったから、守りでリズムをつくっていけと指示を出し、髙橋には球種に関係なく積極的に打つようにと送り出した。
【坂口真規】平生投手はスライダーがよかった。対戦していて楽しかった。でも、エラー(11回にトンネル)は心臓が止まるかと思いました。
【林孝至】守備を信頼してました。厳しくインコースをつけてよかった。田甫のファインプレーで闘志がわきました。





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