2008年05月18日

2008 00.社会

ついに国際派女優ニャ 貴志駅のたまスーパー駅長が仏映画デビューへ

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改札口で撮影に臨むたまスーパー駅長 (16日、貴志駅で)

和歌山電鐵貴志川線貴志駅(紀の川市貴志川町)の猫の駅長「たま」(メス9歳)が、フランスのドキュメンタリー映画 「人間の鏡としての猫」 に出演することになり、16、17の両日、貴志駅で撮影が行われた。
アニメーションの黒猫が、世界各地のユニークな猫を順番に紹介していくという物語。猫の目を通して、個人主義が目立つ最近の人間の生き方に警鐘を鳴らすのが目的だという。欧米の映画祭で高い評価を得ているミリアム・トネロット監督(39)がインターネットで、スーパー駅長として活躍しているたまのことを知り、出演を打診した。
16日はミリアム監督を含めた3人のスタッフが貴志駅を訪れ、改札口で利用者を出迎えるたまの仕事ぶりや同電鐵の小嶋光信社長のインタビューなどを撮影。カメラを向けられたたまは緊張することなく、普段通りのかわいい笑顔を見せていた。
小嶋社長は 「たまは私より堂々と出演していました。私たちも国際派女優にまで登りつめたたまに負けないように、貴志川線を盛り上げていきたいです」 。ミリアム監督は 「たまちゃんはお客さんからも愛されており、評判通りの猫でした」 と話していた。
映画は年末にフランスやドイツなどで公開されるほか、ヨーロッパの衛星放送でも流れる。日本での公開は現在までのところないという。





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