2008年05月20日

2008 04.文化・くらし

和歌山市の城フェスタが開幕 和歌祭渡御、7年ぶり中心市街地で

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開祭宣言する前田夫妻

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中心市街地を練り歩くみこし

和歌山城天守閣再建50周年を祝う「城フェスタ08」のオープニングイベントが18日、 砂の丸広場で行われ、 駆けつけた市民らが見守る中、盛大に開幕した。 吉宗と正室の間宮理子姫(さなのみやまさこひめ)役を務めた前田安津久さん(33)、真由子さん(同)夫妻と市少年剣道連盟の少年剣士が「私たちはお城が大好きです」 と力強く開祭宣言。 また、オープニングと連動した和歌祭渡御行列が中心市街地を練り歩き、 会場や沿道を埋め尽くした3万8000人の市民の歓声を浴びた。

式典では、 大橋建一和歌山市長が 「城は市民の心のシンボル。 天守閣が再建された50年前、 1億円以上かかった費用の半分は市民の寄付だった。 天守閣を愛するように、 今の和歌山市も愛してほしい」 とあいさつ。
地上5mの竹の上で舞う 「木ノ本の獅子舞」 や 「団七踊」 の県指定無形民俗文化財が披露され、 伝統の技に大きな拍手と歓声が沸き起こった。同市松江から訪れた古賀悦子さん (68) は 「自分の地元の文化が、 多くの人の目に触れる機会なのでうれしい」 と笑顔で妙技を見守っていた。

紀州東照宮の大祭である和歌祭は、 城フェスタオープニングイベント前に同宮でスタート。 1トンを超すみこしを担いだ男衆が、本殿から続く急な階段を下りる 「神輿おろし」 を行い、 独特の時代衣装に身を包んだ百面などの各連は、そのままオープニングイベントに花を添えるため、 和歌山城に集まった。
和歌山城では砂の丸広場をスタートし、 本町通りからぶらくり丁などで演舞を披露。 7年ぶりとなる城下町行列に多くの人々が歓声を上げていた。
高槻市から家族でオープニングイベントを見物に来た崎山強さん (37) は 「和歌祭のことは知ってましたが、 実際に見るのは初めて。市街地で行列するのは久しぶりらしいですけど、 お城をバックに時代衣装が映えて、 よかったと思いますよ」 と、 写真を撮っていた。





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