「和歌の浦」 の景観保全に尽力した和歌山大学名誉教授の多田道夫さん=和歌山市=が2日、心不全で亡くなった。81歳だった。 多田さんは和歌山市和歌浦生まれ。東大文学部を卒業し、和歌山大学教育学部教授をつとめた。専攻は仏文学。不老橋そばへの車道橋建設に際し、市民有志が平成元年に県を相手に起こした和歌の浦景観保全訴訟では原告団副団長を務め、敗訴した後も和歌の浦フォーラム代表として、 景観の重要性を訴えていた。 3日に近親者らによる密葬が行われた。
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