2008年06月12日

2008 04.文化・くらし

一日8限、進学30人以上目指す 市和商が来年普通科設置で学校説明会

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普通科開設の学校説明を聞く参加者

和歌山市六十谷の市立和歌山商業高校(西川洋校長)は10日、来年4月に同校全日制に普通科が開設されるにあたり、県内の中学校校長や教頭らを対象とした学校説明会を開いた。
普通科は、現在の商業の一本化体制では時代のニーズに応えるのは難しいという現実を踏まえ、より特色のある学校にしていこうと開設される。少人数学級で 30人編成の2クラス。大学センター試験を利用した国公立、私立大学への進学を目指しており、同科から30人以上の進学を目標に置く。そのため、土日も全員対象の補習や外部から講師を招いた講座や長期休業の大幅な短縮、1、2年生の授業時数を一日7限で行うなど、授業内容の強化が図られている。
また、普通科開設に伴い、校名も 「和歌山高校」 となる予定で、来年度からは新制服も検討。現在のデザイン科は科名(現在検討中)を変更、総合ビジネス科ではより高度な資格を取得するために2年次からコース制が導入される。
定員は普通科60人、デザイン科(科名検討中)が40人(今年度は80人)、総合ビジネス科160人(240人)と定員数は合計で60人の減少。参加者からは 「定員数が減少するのは、高校に行きたくても行けず、遠方へ進学する学生も存在する現状にとっていいことなのか?」 と厳しい意見も出た。





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