2008年06月20日

2008 00.社会

熊野古道中辺路のシンボル 牛馬童子像壊される

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壊される前の牛馬童子像

熊野古道中辺路街道の中のシンボル的存在の 「牛馬童子像」 が壊されているのが18日見つかった。 牛馬にまたがる花山法皇の首から上、 頭部が切断され、 頭部は19日午後1時現在で見つかっていない。
「箸折峠の牛馬童子」 は田辺市指定文化財。 明治24年に作られた高さ56cmの像で作者は不明。 花山法皇の熊野参詣姿を模したと伝えられている。
田辺市教育委員会によると、 18日午後5時過ぎに一般市民から中辺路行政局に通報があり、 現場に向かった職員が6時半に確認した。 事件発生は同日午後1時半から4時半の間とみられる。
首の切断は何によるものかはまだ不明だが、 人為的な力によることは明らかで、 現在、 田辺市教委職員が現場で首を捜索し調査中。 今後、 県などと協議しながら対応策を検討していくという。
19日午前11時ごろ、 像の管理団体である近野振興会が田辺署近野駐在所に被害届を出した。





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