2008年06月22日

2008 03.スポーツ

県高校新記録でぶっちぎりV 高校陸上近畿予選会で和工の星畑君

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男子400m優勝を意気込む星畑君

22日まで和歌山市の紀三井寺陸上競技場で開かれている第61回全国高校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選会の男子四百m競技で19日、和歌山工業3年生の星畑朗人君(17)が自己タイムを0・07秒更新する47・78秒の県高校新記録の快走をみせ、ぶっちぎりのトップで優勝を飾った。 8月から開かれるインターハイに向けて、男子四百m競技で県初のチャンピオンとなる可能性に大きな期待が寄せられている。

スタート地点に腰を下ろして深呼吸したとき、 星畑君は 「今回はいける」 と予感したという。 走り出してからも調子がいい星畑君は、残り百mからは 「夢中で走ったので、 ゴールする前はどんな気持ちだったのか分かりません。 気合いで走っていました。 走り終えても体が軽かった」と感想を話す。
記録は男子四百m競技の近畿ランキングのトップを見事に飾り、 県高校記録を更新。 星畑君が感じていた走る前からの手応えは、 国体の強化選手に選ばれてからも、 これまで通りに黙々と体力作りに専念してきた自信の表れだろう。
星畑君が陸上を始めたのは中2のころで、 ことしで5年目。 四百m競技に出るようになったのは高校に入ってから。 身長174・6cm、体重62kとスプリンターとして恵まれた体格を持ち、 これまで近畿ユースで優勝、 全日本ユースで5位入賞など好成績を残してきた。これまでの自己記録47秒85は昨年度の全国インターハイで9位相当の実力を誇り、今回さらに記録を47秒78に伸ばした星畑君は和歌山初の男子四百m競技の頂上を目指す。 「四百m競技の前半と後半の二百mは、体への負荷が全然違うんです。 後半へスタミナを残せるかがこれからの課題ですね。 インターハイではライバルに絶対に負けたくない。 走りきります」と熱く意気込んだ。





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