2008年07月06日

2008 04.文化・くらし

ピンクリボンキャンペーン 紀の川市が推進本部設立で乳がん検診率向上へ

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「青洲君」 とマンダラゲの花をデザインしたシンボルバッジ

ピンクリボンキャンペーンを通して乳がんの早期治療や早期発見、 また世界で初めて全身麻酔による乳がんの摘出手術に成功した華岡青洲生誕の地を広くPRしようと、産官学が一体となった紀の川市ピンクリボンキャンペーン推進本部が設立した。検診率のアップや公立那賀病院との連携、 募金活動、 青洲の里PRなどを柱に住民の健康対策、地域の活性化など幅広い活動を展開する。
乳がんによる死亡率の低下を目的としたピンクリボンキャンペーンは、患者や家族、支援する人たちによる世界的な取り組みとして知られている。
紀の川市では、このキャンペーンに行政や医療機関、各種団体に学生も加わり、中村愼司市長を本部長とする推進本部を設立。委員には女性の各種団体を中心に県立高等看護学院や近畿大学生物理工学部の学生ら合わせて33人を任命。
推進本部のシンボルにと、ピンクリボンに「青洲君」のキャラクターとマンダラゲの花をデザインした2種類のバッジも作製。1つ500円で販売も始め活動費にあてる。
活動の柱は、地域がん診療連帯拠点病院である公立那賀病院との連携による那賀地方の医療体制の強化および検診従事者の質的向上を図る▽乳がん検診受診率の向上により紀の川市民の乳がんによる死亡率の低下▽青洲まつりでピンクリボンキャンペーンを実施し、医聖華岡青洲を後世に伝承▽青洲の里とのコラボレーションによる物品の販売▽乳がんに関する講演会や啓発活動。





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