2008年07月24日

2008 00.社会

環境保護を訴え全国ヒッチハイク 元看護師の井上さんが和歌山に到着

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寄せ書きを持つさっちんこと井上さん、一円マンこと小関さん、木村さん(左から)

地球環境保護を訴えながら、 全国をヒッチハイクで旅をしようと、 ことし6月1日に京都を出発した大阪市中央区の元看護師・井上さゆりさん(23)=さっちん=が22日、最終地点である和歌山市に到着し、 和歌山の世話人・木村充宏さん(31)=和歌山市善明寺=らと環境を訴える啓発紙の配布や周辺のゴミを拾い環境の大切さを訴えた。

井上さんは昨年3月、 長崎県の五島列島を訪れ、現地で知り合った研究者から大気汚染の影響で島が汚染されてきていることを聞かされショックを受け、 以降、地球について考えてもらう環境イベントを開いたり、 ことし4月には砂漠化が進む、中国のモンゴル自治区に植林するためのチャリティーイベントを開催。 その後、 自分でできる環境問題の訴え方としてヒッチハイクを思いついた。環境問題は共存という視点が大切なこととして、 「私とあなたの2こで旅をする」 という 「にこたび」をテーマにブログで訪れる地での協力者らを求め、 1日1県を目標に 「京都議定書」 に関連づけて京都を出発。 到着地では3m×4mの布に「地球の未来へ、 子どもたちへ」 というテーマでいろんな人に寄せ書きをしてもらったり、 ろうそくの灯りだけで過ごす 「キャンドルナイト」を行ったり啓発紙を配布したりして環境を訴えている。
7月5日にはサミットに合わせ北海道を訪れ、 7日には洞爺湖サミット推進本部で正式に寄せ書きを飾らせてもらい、 全国踏破の後にはサミット記念館に収めることになっている。
和歌山へは三重県から4台乗り継いで入った。 事前に木村さんが呼びかけ、この日には大勢の人が参加。 夜には木村さんが経営するジンギスカンの店 「けむり屋」で歓迎パーティーを行った。 またこの日は、 やはり環境問題で植林のために1円玉を集めて、ヒッチハイクで全国を旅している1円マンこと小関隆嗣さん(47)とガーデンパーク和歌山前で偶然の出会いをした。井上さんは 「旅では多くの方の優しさを感じています。 環境問題は共存の精神が大切、ヒッチハイクも同じ。 今後も自分のできることで環境問題に取り組んでいきたいです」と目を輝かせ、 23日にゴール京都に出発した。





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