2008年07月29日

2008 02.政治・経済/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

現市議の土岐氏が出馬を表明 9月の岩出市長選挙

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土岐氏(左)、中芝氏(右)

9月21日告示、同28日投開票の岩出市長選に、現市議会議員の土岐健二氏(57)=同市根来=が28日、立候補する意志を表明した。平成18年の市制施行後、初めての首長選となる同選挙にはすでに、現職の中芝正幸氏(65)=同市船戸、町長から3期目=が名乗りを上げており、土岐氏の参戦で、選挙戦突入が確定的となった。
市役所で記者会見を開いた土岐氏は、出馬の理由について、 「ここ最近は無投票が続いており、市民の間には 『無投票はあかん』という声が多数ある。市民に選択権を与えるという意味でも出馬を決意した」と説明。発表したマニフェストには、予定価格の公表などを含めた入札制度の透明化の実現、市長の多選禁止条例の制定、中学校の新設などを掲げている。
中芝氏の政治姿勢については「岩出図書館や岩出クリーンセンターの建設など、個々の事業は評価できる部分もあるが、町全体が潤っていない。また議会に相談がないことも多く、トップダウンの手法が目立つ」 と批判。その上で、選挙戦では 反中芝 の票を吸収していく草の根選挙を展開すると述べ、「市民の目線を行政にしっかり反映できる政治を目指したい」 と強調した。
土岐氏は岩出市相谷出身で、県立那賀高校卒業後、旧国鉄に入社。土木建築業を経て、平成12年1月に岩出町議に初当選。市制施行に伴い、市議となり現在2期目。市議については9月に辞職するという。
現職の中芝氏は平成8年の町長選で前町長を破り、初当選。その後2度の選挙は無投票当選を果たしている。





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