2008年07月30日

2008 04.文化・くらし

食の大切さ伝える 市和商生徒が紙芝居制作中

0807301.jpg

分担作業で食育紙芝居の制作に励む生徒

食生活を通して健康づくりを推進している和歌山市食生活改善推進協議会(瀬戸美行会長)の依頼で、 市立和歌山商業高校デザイン科の生徒らが子ども向けの食育紙芝居作りに取り組んでいる。 原案、 デザインは同校デザイン科2年生の了馬彩乃さん(16)。 了馬さんは 「小さい子がワクワクするようなキャラクターの配置や構図に苦労しました」 と話し、 制作に励んでいる。

同校は昨年、 幼児期から食の大切さを知ってもらおうと活動している食推協から幼児らにも親しんでもらえるようにと顔抜きパネルの食育キャラクター制作の依頼を受け、その際に了馬さんの作品が採用に。 その後、 同じキャラクターで紙芝居を作ってほしいとの要望に応え、ことしの6月から食推協メンバーらとも相談を重ね制作を開始した。 今月22日から了馬さんを含む同校デザイン科の有志ら7人で色付けなどを行っている。
紙芝居はB3版のイラストボードにアクリル絵の具を使用。 表紙などを含む18枚で構成されている。 食の構成要素、 赤・黄・緑にグループ分けした3人のキャラクターがヒーローに変身し偏食を勧める悪者を倒すストーリー。 話の中では、 朝ご飯を抜いた際の体への悪影響やバランスの取れた食事のすすめなどが子どもにも分かりやすく盛り込まれている。
これまでポスター制作を主に手がけ今回、 紙芝居は初制作の了馬さんは 「紙芝居はポスターのように1枚ではないので、 ずらしたときに小さい子がワクワクするような構図に苦労しました」。 食推協の瀬戸会長は 「これまでもメンバーで紙芝居は作っていたのですが、 今回はやはり絵が上手。 子どもたちにも分かりやすく食を知ってもらいたいので、 できあがりが楽しみです」 と話した。
食推協は現在、 公立保育所をまわり、 食育を推進中。 今回制作された紙芝居は、 練習を重ねことしの秋には発表したいとしている。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif