2008年08月04日

2008 04.文化・くらし/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

「大賀ハス、いま青洲の地に」 麗俳句会が作品を寄贈

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左から田中理事、堂本理事長、北畑代表、山田さん、田中さん

麗俳句会(北畑阿紗子代表)の女性9人が紀の川市西野山の財団法人青洲の里に咲いた「大賀ハス」を詠んだ9作品の表装俳句一式をこのほど同所に寄贈した。「先人の息吹二千年の時を超えて、大賀ハスいま青洲の地に花展く」とタイトルをつけ、和紙の短冊に墨で書かれた作品には1句ずつ緑の布で子べりの飾りを施し、作者名が添えられている。
先月30日、同所で行われた贈呈式には北畑代表と会員の田中美和子さん、山田幸代さんが訪れ、理事長の堂本正秀副市長と理事の田中卓二農林商工部長らと懇談。北畑代表は「2000年の歳月を経てよみがえった古代ハスが、医聖華岡青洲の地で咲き誇る姿を見て感激しました」と俳句を詠んだ時の感想を述べた。
堂本理事長は「昨年3月、美浜町の県大賀ハス保存会から分根していただいたもので、ハスは平和の象徴でもあり華岡青洲先生も喜んでくれていることでしょう」と語り、世界で初めて全身麻酔による乳がんの摘出手術に成功した華岡青洲にちなんで、同市が推進本部を立ち上げピンクリボンキャンペーンを展開していることなどを説明した。
同表装俳句は、より多くの人に見てもらえるよう華岡青洲の手術器具などが展示されているフラワーヒルミュージアムのエントランスホールに展示することにしている。





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