西和中男子が全国制覇　第38回中学校剣道大会団体で

このほど、 富山県西部体育センターで開かれた第38回全国中学校剣道大会男子団体の部で県代表の西和が決勝で九州学院(熊本) を破り優勝した。 関東ナンバー1校と同じ予選グループを突破し、そのままの勢いで頂点まで駆け上がった。 県代表が全国大会で優勝するのは昭和59年の第14回和歌山大会の城東以来、 24年ぶり2回目。

西和は予選で阿見 (茨城)、 鯖江 (福井) と対戦。 関東王者の阿見と1勝1分で並んだが、西和は鯖江との対戦成績が阿見の2勝を上回る3勝していたため予選を突破。決勝トーナメント1回戦では遊佐 (山形) に4 - 1で圧勝。 準々決勝は桑山(山口) と対戦し、 大将戦を待たず副将の時点で勝利。
苦戦したのは小山三 (栃木) との準決勝。 2 - 2のまま決着は着かず代表戦に突入し、 大将の山本悠馬 (3年) が引き面で一本勝ちし、 決勝進出を決めた。 勢いに乗った西和は決勝で九州学院を3 - 1で下し完勝した。 秋山博紀監督は 「びっくりしています。 無欲で戦えたことがよかった。 和歌山に帰ってきて 『すごいことをしたんだ』 と実感しました」 と話していた。
【西和中剣道部】監督=秋山博紀▽選手=植林暉仁 (先鋒)、 野上智生 (次鋒)、 加納彰大 (中堅)、 出口勇二 (副将)、 山本悠馬 (大将)、 畠中宏輔、 津村優多、 小倉康志